設計士は、豊かな感性と人柄を磨き、お客様の思い、夢を形にし、家・Familyそして笑顔をバックアップします。
家づくりの想い
私は昭和63年春、東洋大学工学部建築学科を卒業後、ゼミの先生の推薦であまり深く考えもせず、東証一部上場の住宅メーカーに就職しました。そこで8年間、専用住宅の設計や現場管理の仕事をしました。当初から独立などを考えていたわけではありませんが、大きい会社では本当にいい家を建てるのは難しいなと漠然と思っておりました。
入社7年目の冬、久しぶりにスキーで再会した大学の同期から共同事業の話がありました。ちょうどその時自分は密かに転職を考えていた時だったこともあり、その話に乗りました。
平成8年の春から大学同期との共同事業が始まりました。今から思えばうまく行く根拠などどこにもありませんでしたが、おかげさまでそれほどの問題もなくスタートをきることが出来ました。
それからどうにか奇跡的に住宅建築の受注をとり共同で仕事をしておりました。そして平成11年からお互いにそれぞれで仕事をするようになり、完全独立となりました。
ただここからが本当の試練の始まりでした。
身内に誰一人として建築関係の人間がいるわけでもなく営業的な経験も全く無い奴がどうやって仕事をとっていったらいいのか?という有様でした。
忘れもしません、独立後第一棟目の時、基礎工事が終了し約束していた大工に連絡したところ、あっさりと「他の仕事が入って出来ない!」と断られてしまいました。その時は、その大工しか知らず、とにかく大工を探さなくては、ということになりました。ありとあらゆる知人に声をかけ、やっとの思いで大工を探し事なきを得ました。
そのとき初めて、仕事を取ることより、責任感のある腕のいい職人をしっかり確保することはさらに難しいことなんだと思い知らされました。
そんな状態からのスタートではありましたが、おかげさまで今まで仕事を続けることが出来、しかも奇跡的に一度も借金することもなく続けることが出来ました。
これはひとえに、これまで私を信じ、大事な多額なお金を託して頂いたお客様、皆様のおかげです。
そのおかげで私はこんなにも充実した人生を送らせていただいております。
本当にありがとうございます。
今ここで、私は今までどんな思いで家づくりをしてきたのかを自分を見つめなおし、再確認し、皆様にお伝えしようと思いました。
「家づくり舎ファミリー」という社名
社名の由来
まず、「家づくり舎ファミリー」という社名。
独立当初、何もない自分には“いい家をつくる”事しかないと思い、当時売り手側ではなく消費者側に立った住宅関係の本を読み漁りました。
そして「家は何の為に建てるのか?」との問に対する答えはなんだろうと考えたとき 「家族がいるからだ」という結論に達しました。
家族というキーワードと、何をする会社かが一目で分かる名前という条件から 「家づくり舎ファミリー」が生まれました。もう少しもじりたかったのですが・・・
いい家をつくるには
基本理念の3本柱
いい家をつくるには…
そして当時読んだ本からの影響を受け、いい家をつくるにはどうしたらよいか?という思いから
(1)地震や台風など自然災害に対して安心できる、構造のしっかりした家を建てる
(2)冬は暖かく夏はさわやかに過ごせる。一年中住み心地の良い省エネの家を造る
(3)自然素材を使用して、人や地球にやさしく、気持ちいい呼吸するエコロジーな家を造る
という3本柱を基本理念として家づくりをしてまいりました。
基本理念
上記の3カ条に新たに6カ条を加えた当社の基本理念
“ご家族の笑顔をつくること”
そして自分を見つめなおした今、さらにお伝えしたいことが増えました。
住み手にとって一番大切なことは見た目やスタイルではなく、家を建てたことにより得られる「幸福感」や「満足感」や「安心感」なのだと思います。
まさに“ご家族の笑顔をつくること”が私の最大の仕事なのだと再確認しました。そのために何が出来るのかを考えました。
(1)自分の身の丈を知り、むやみにエリアを広げないこと(車で一時間圏内)
(2)年間10棟までしか施工しないこと→量を増やして質を落としては何もならないから。
(3)多大な宣伝広告費をかけたり、モデルルームなどを造らないこと→お客様から頂いたお金は、出来る限りお客様に還元すべきと考えるから。
(4)ますは資金計画から話を始めること→プランニングなどの夢だけを先に進めて、現実的なお金の話を後回しにしてしまうと予算あわせの為に夢をどんどん削っていくというようなことになり、家づくりが楽しくないものになるから
(5)信頼できる職人しか使わないこと→自分の仕事に責任を持ち、住み手のことを考えた仕事をする人にしか、いい仕事は出来ないと思うから。さらに現場をきれいにする人にしか、いい仕事はできないと思うから。
(6)売り手の都合ではなく、本当のことをお客様に伝えること→家づくりに慣れていて、全てにおいて良く分かっている人は本当に少ないから。
充実したスタッフで信頼できる施工を行います
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石塚電設 |
小林土木 |
藤本左官 |
関根左官 |
長岡左官 |
コーセー板金工業 |
篠崎・加藤大工 |
伸和設備 |
庭の木古里 |
庭の木古里 |
山口大工 |
神谷瓦工業 |
家づくりで一番大切なことは、人と人のつながりと考えています。
施主と家づくり舎ファミリー、家づくり舎ファミリーと職人、
施主と職人、関わる全ての人が同じ気持ちで造る、
そのための潤滑油になれるよう努めています。
家づくり舎ファミリー スタッフ 谷田貝 進
●プロフィール
名前 谷田貝 進(やたがい すすむ)
生年月日 昭和49年3月16日生まれ
家族、妻+長男の三人
出身 栃木県小山市
資格 二級建築士、足場掛け取引主任者
家づくりは家族の数だけあります
建築業に全く無縁な家庭に育ち、住宅メーカーで働いた自分だからこそ感じられたのかも知れません。もし私が工務店の二代目として他でも働かずに、親の仕事を継いでいるような人間だったら感じられなかったかもしれません。
私の自慢は一緒に仕事をする仲間が、裏の裏まで知っている仲間が、家を建てるなら「米山に頼みたい」と言ってくれる人が居てくれるということです。
住宅メーカー時代に感じたこととして、大手の会社の社員には、自宅は自分の会社では絶対建てたくないと思っている人が意外に多いということです。お客には散々勧めておいてと思いますね。
そして皆さんご存知の通り、大きな会社は多大な経費がかかりすぎております。会社が大きいから安心という考えはもう存在しません。
本来、家づくりはもっと小さな単位で行うべきだと思います。地方には地方の良さがあり、その土地その土地の特性を活かした家づくりを行っている地元の工務店などが一番です。
会社が大きくなればなるほど、売り手の都合が強くなります。誰でも売れるようなシステムにしないと会社が回らないので自然と画一的なものになります。
多大な経費でつりあがった金額を、巧みな宣伝力やブランド力でカモフラージュすることになります。
家づくりとは、家族の数だけあると思います。そんな思いに対応するには小回りの利く地元に根ざした会社が不可欠です。お互いが本音を言い合えるような、腹を割った関係が必要です。
これからの日本の家づくりは、私たちのような小さな会社が主役にならなくてはと思います。
その実現の為にも、日々努力精進いたします。
今後とも宜しくお願い致します。
有限会社 家づくり舎ファミリー代表取締役 米山哲夫
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