さいたま市岩槻区 O様邸の2階は洋室が3部屋(6帖×2、8帖×1)+各部屋に90cm奥行きの収納という最もポピュラーな間取りです。
ここをLDK(14帖)、寝室(6帖)、WIC(4帖)、家事室(3.5帖)に変更する計画の為、柱4本と筋違を2本撤去し補強します。
補強は壁量計算を行い、バランスを確認して行う必要があり闇雲に撤去や補強をして良いものではありません。
その為、骨組みの作り方次第では計画を変更しなければならない可能性もあります。
幸い、骨組みの作り方も想定通りでしたので検討計画した内容で作業を進める事ができそうです。
やっぱり凄い大工さんですね、こんなに接着剤付けてこの部位を施工する人、見たことありません。
木造在来軸組工法を大規模改修する時に知って欲しい事
木造在来軸組工法は、ツバイフォー工法や鉄骨造・RC造・プレハブ造と違い自由性が高い工法です。その為、法律でも構造規制に限界があり管理する設計士にゆだねられている部分が多いこのも特徴です。
だからこそ、大規模改修には現場を理解できる設計士と技術力の高い職人が必要不可欠です。
近年、リフォーム需要が高まり多くのリフォーム会社が存在します。
しかし、中には構造を理解しておらず、仲間の大工さんに一任するような現実もあるので、注意が必要です。
職人さんに分かる事、設計士に分かる事
どちらも大切です。
家づくり舎ファミリーの工事は職人と設計士が意見をすり合わせ最良の方法を模索する事に努めています。