家をつくる事を仕事としている弊社は、家を建てたいという方が多ければビジネスとして安定しますし、良い事ではあると思います。
ありがたい事に、今年に入りホームページから家づくりの相談件数が少し増えました。
特にこの2か月は多くの方に出会いました。
弊社は、最初に事務所までご足労いただき、
どのような家づくりをしているのかという説明から、
様々なお話しをさせていただきます。
その多くの方が全て、弊社の家づくりに共感する事は無いとは思いますし、お互いに相性が合わなければ仕方ないとも思います。
しかし、お話しを伺っている中で、家を建てる事が目的であり家の完成がゴールと思っている印象を受ける方がいらっしゃいます。
弊社は、良い家をつくりたいと考え日々色々な情報収集や勉強をしています。
良い家は、性能だけではありません。様々な要素をバランスよく考え、住む家族にとって最良である事が良い家です。
住む人にとって最良である家として、大切な事は『長い目で考える』という事です。
それは
50年後、どのような生活をしているのか?
だけでなく日々の光熱費
定期的なメンテナンス費
そして、生活する日々の使い易さ・住み心地・癒し・安らぎ
地震などの災害でも安心できる
などなど
長い人生を家族が一緒に過ごす場所が家です。
家も所詮『物』です。
【 性能が良くカッコよくて、安い方が良い! 】
誰だってそう思いますよね。
しかし、所詮『物』である家ですが、車や腕時計・洋服などと違い
人生に大きな良い影響を与えてくれます。
その良い影響を与えてくれる家を建てる為に何が必要でしょうか?
高気密高断熱で性能が高い事
自然素材でデザイン性が高い事
耐震性が高い事
これは、弊社でもお勧めしています。
しかし、そこだけで家を選んで建築費で比較して家づくりを考えていませんか?
良い影響を与えてくれる家を建てる方法は、性能だけではありません。
そこに住む家族の事、建てる土地の環境などを考慮した
『設計力』が必要です。
50年後、60年後にこの家で良かったと思って欲しい
そう思って設計しています。