屋根材には、ガルバリウム鋼板の縦葺きをお勧めしている事が多くなりました。
理由は、色々ありますが
①家の軽量化
②太陽光発電パネル設置時に屋根に穴を開けずに設置できる
この2つが大きい理由です。
さらに、ガルバリウム鋼板の形状と素材にも注意が必要です。
家づくり舎ファミリーでは、
①SGL(スーパーガルバリウム鋼板)の素材を選定
②幅が455mmの形状を選定
しています。
SGLについては、耐久性が良いものですから採用している会社は多いかもしれません。
しかし、意外に少ないのが【幅が455mmの形状】です。
実は、木造住宅で使われているガルバリウム鋼板縦葺きには333mm幅と455mm幅がありますが、良く使われているのは333mmです。
ガルバリウム鋼板は、38mm程度のビスを使って野地板の上から留めます。
野地板の下には、垂木という幅45mmの骨がありますが、この垂木の間隔は455mmです。
333mmのガルバリウム鋼板は、垂木と間隔が合いませんので野地板に留めます。
野地板は12mmです。
455mmのガルバリウム鋼板は、垂木の間隔と同じなので野地板を貫通し垂木にまでビスが届きます。
弊社の垂木は幅45mm、高さ90mmです。
この上に太陽光発電パネルを載せるとしたら、屋根材がパネルを支えます。
年々大きくなり続ける台風の風が太陽光発電パネルと屋根材の間を抜ける時の風圧を考えると、12mmの野地板だけに留まっている屋根材では心配だと考えています。
家づくり舎ファミリーでは、
ガルバリウム鋼板葺きは、455mm幅をお勧めします。