今週末、12月12日、13日に構造現場見学会を開催する東松山市M様邸の断熱工事が、本日より始まりました。
内部からは、壁の中に断熱材を充填します。
まずは、高性能グラスウール16k(袋に入っていない剥き出しのタイプ)充填する部位毎に計測して施工するために時間がかかります。
ここ、数か月で断熱性能を示す外皮平均熱貫流率 Ua値を理解している人が増えてきました。
断熱性能の大切さや重要性を理解して、日本の住宅が1棟でも多く良い家になって欲しいと心から願う建築業界の著名人の方々がYouTube動画を更新している事も大きな要因ですね。
頭が下がるばかりです。
その動画の中でも言っていますが、断熱性能を示すUa値だけで家の性能を判断してはいけません。
Ua値の性能を担保する為には、C値(隙間相当面積)が最低でも1.0cm2/m2以下、出来れば0.5cm2/m2以下が必要です。
もっと詳しく知りたい人は、以前書いたブログ
高気密高断熱の性能UA値は、どれくらいの数値が良いのか、基準値は?
高気密高断熱住宅に必要なC値とは何か?どのくらいの数値が良いのか?
をご覧ください。
そのC値を確保する為には、様々な部位の気密工事が重要です。今回の工事に入る前にも気密工事は始まっています。
気密工事は、サッシを取り付ける前から必要です。【長命な家を造る為に必要な事】
もご覧ください。
弊社では、BELLS評価証を取得しています。
しかし、この審査には現場検査も無く、C値の基準もありません。
ここが、Ua値だけで家の性能を判断してしまう原因の一つのように思います。
せっかく作った審査なのですから、気密測定の提出くらい求めれば良いのに!
高気密高断熱とは、言葉の通り
高い気密性と高い断熱性なのです。
Ua値とC値を確認しましょう。