前回のブログで少し触れた屋根の作り方ですが、その作業がほぼ完成しました。
上棟時に完成しているアスファルトルーフィングの上に垂木を敷き、屋根材の直ぐ下は、無垢の杉板材を使います。
この上に、ウートップサーモND(透湿性ルーフィング)を貼ります。
杉野地板の下は、
こんな感じで、通気層を確保しています。
矩計図では、こんな感じ
今まで作ってきた屋根でも、十分耐久性を確保していると思います。
しかし、総予算が変わらず施工性を上げて、耐久性をさらに上げる事ができると判断し、仕様変更を行いました。
ちなみに、広小舞は前回と同様に樹脂製の材料を使います。
黒い部分が、樹脂の広小舞です。
ここは、屋根の先端ですが、板金屋根の場合は少なからず、この部分に雨が染み込みます。
雨が染み込んでも、腐食しない材料を使う事で増える費用は、
おおよそ3万円。
この施工で、将来かかる可能性のある屋根修繕費が大幅に抑えられます。
家の総予算は、とても大切です。
しかし、その総予算は
建築費∔(メンテナンス費用∔ランニング費用)×40年
で考えてください。
こちらの現場のお施主様のご厚意により、構造躯体現場見学会を開催いたします。