2重垂木により、ルーフィングも2重となります。
その一番上の屋根と直に接するルーフィングと野地板には、透湿性がある材料を使います。
野地板は、前回のブログでも掲載した通り無垢杉板です。その上に施工するルーフィングは、ドイツのウルト社製品で、ウートップサーモプラスND。
この材料は、防水性・耐久性が高いのですが、透湿性があります。
日本で最も多いルーフィング材は、アスファルトルーフィングです。
耐久性を考慮すると、ゴムアスルーフィングという製品もあります。
しかし、いずれも透過性がありません。
温度差により結露してしまう事の抑制は、屋根でも考える必要があるのです。
最初に言ったように、弊社ではルーフィングを2回敷きます。
その両方が、ウートップサーモプラスNDにしてしまうと、コストが高くなってしまいます。
その為、1層目はアスファルトルーフィング、2層目を透湿性ルーフィングとしています。
なぜ、2層目なのかには、理由があります。
ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ構造見学会へご参加ください。