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ドイツ製自然塗料リボス社の話を聞いてきました。

2014.05.25: その他

先日、勉強という事で品川まで

ドイツリボス社の創業者ファミリーの一員であるヴァルデマー・ボーテさんのお話を聞いてきました。

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リボスは弊社でも木材に着色するのに一番使っている塗料です。

リボス社は今年創立40周年という事で、

世界的な自然素材塗料メーカーの先駆者としての創業当初から貫かれている

理想と理念の高さを改めて感じました。

リボス社はその製品のすぐれた品質だけでなく

製品に含まれる成分を100%開示する企業姿勢が高く評価されています。

創業のきっかけは学校教師をしていた創業メンバーの一人が

学校にいると気分が悪くなり、家に帰ると治るという症状に見舞われたことに始まる。

今なら誰もが知っているシックハウスの症状です。

創業年1974年当時は世界的にもまだ問題視されていない時代でした。

リボス社は最初から自然塗料の開発・販売を目的に設立された会社なんだと再認識しました。

 

合わせて環境先進国であるドイツの最新のパッシブハウスや住宅建築などについて

興味深い話が聞けました。

今や日本の中だけで良い・悪いなどと言っている時代ではありません。

先日、吉川の家でも気密測定の事をお伝えしましたが

日本の基準ですと5.0㎠/㎡以下(㎡面積あたりの隙間の量)にしなさいというところ

弊社の建物は0.6~0.7程度の結果でした。

ヒートショックという言葉をご存知でしょうか。

ヒートショックとは家の暖かい所と寒い所を行き来するときに生じる血圧の急激な変化に対して起こる健康被害の事です。

現在日本でヒートショックによる年間死亡者数が1万人を超えております。

年間の交通事故死亡者数が5千人に対し、倍以上の方がヒートショックによって亡くなっているのです。

これを世界的に見ると、日本は断トツで世界一です。

2位の韓国の4倍近く、3位以下の6倍以上もの数です。

この事実をまだ知らない日本人が多いのではないでしょうか。

これらの問題の一番の原因は室内の温度差なんですね。

その解消のためにも断熱・気密性を向上させることは不可欠です。

さらに家じゅうの温度差を少なくする方法として光冷暖という冷暖房はとてもお勧めだなと思います。

 

勉強会を通じて改めて、何がいい家づくりなのかを見極めて行くことが大事だなと感じました。