昨日は一級建築士の定期講習を受講してまいりました。
この講習はマンションの強度不足の問題、世に言う「姉歯事件」後に制定されました。
設計に携わる資格者は3年に一度の受講が義務付けられています。
朝9:00~夕方17:40までみっちり缶詰め状態です。
最後に終了考査のテストもあるので、おちおち居眠りもしていられません。
信頼される建築設計者となるためには、技術的な知識はもちろんのこと、コミュニケーション力が大切だという話が印象的でした。
建築は発注者がいて初めて、生まれる事業。
当たり前のようですが、だからこそ人と人との良好な関係性が欠かせない。
お施主様・関係業者・社員・近隣住人など、仕事に関わる色々な方からの信頼を得るためのコミュニケーション力。
これからも学び続けて参ります。
また興味深いアンケート結果がありました。
●建築家に対して、どのようなイメージをお持ちですか?
「センスがいい」「芸術家である」などの評価はあるものの、トップは「作品を作られてしまう」「とっつきにくい」などのコミニュケーションに関する不安イメージが挙がる。
●建築会社に対して、どのようなイメージをお持ちですか?
「信用できない」「ダーティーなイメージ」「利益優先」「手抜き工事」「不景気」
まあ~見事にマイナスイメージのオンパレードです。
設計から施工までトータルで家づくりを行う弊社としては、このマイナスイメージをいかに払拭し、安心して信頼できる家づくりのパートナーとして選ばれるかが永遠のテーマです。
更に、地震に関して日本は地球上の表面積の0.25%であるにも関わらず、世界で起こる地震≒400回のうち、100回近くが起こっている。
すなわち世界の平均的な場所に比べ、地震被災率が100倍高い国だそうです。
火山もある。台風や竜巻もある。津波や洪水や土砂災害もある。
こうして挙げていても全てがリアリティのある事です。
また、建築物の新築、運用、改修に関わるCO2排出量は日本全排出量の≒40%を占めている。
エネルギーを輸入に頼る日本としては、建築の責任は重い。
災害に対して強い家、地球や家計にやさしいエコな家、など
孫の代に誇れる住環境を提供できる会社となれるよう精進努力いたします!