久喜市H様邸の基礎工事がだいぶ進みました。
38坪の平屋、使用する鉄筋もかなりの数になります。
下記の写真、配筋された鉄筋の下に2カ所四角い石のようなものが敷かれていますが(赤い丸で囲われた部分)、これはスペーサーブロック(通称:サイコロ)と呼ばれ、基礎部分になくてはならないものです。
スペーサーブロックを鉄筋の下に敷くことで、鉄筋の下側のコンクリートの厚み(かぶり厚)を確保することができるのです。
なぜかぶり厚を確保する必要があるかというと・・・
鉄筋は時間が経つと錆びて、鉄筋自体が膨張しコンクリートを破壊してしまいますが、アルカリの性質を持つコンクリートで包むことにより、鉄筋が錆びにくくなるのです。
またコンクリート自体も、空気に触れる表面部分から空気中のCO2と反応し、アルカリ性を失っていきます。
鉄筋とコンクリート、両方の耐久性を確保するためにもある程度の厚みが必要になってくるのです。
今回の基礎工事は川口西新井宿の家であの大掛かりな基礎を担当して頂いた小林土木さんにお願いしています。ひとつひとつの作業を、黙々と丁寧にやって頂いています。
いつもありがとうございます!