先週の月曜日から始まった野木町での改修工事では、耐震診断を行い現行基準に沿った倒壊の心配がなくなるように補強工事を行います。
耐力壁や金物の追加・補強を行うため、壁・床・天井を剥がし進めていきます。
構造材が見えてくると、お預かりした図面との相違点も確認でいます。例えば 柱がなかったり、図面に無いところにあったり、耐力壁になっていなかったり、想定よりしっかり施工されていたりプラスマイナスありますが、K様邸は当時の平均と比べると『良い仕事をしている工務店』という印象を受けました。
しかし、いくら良くても当時の基準が余りにも軟弱である為、補強は必要です。
耐震診断から計画した補強方法で施工が可能かをチェックします。梁の形状や金物の関係で一部場所を変えますが、計画同等の補強工事が行えることが確認できました。
そして、今回は耐震だけでなく制震も取り入れての補強工事を行います。
写真にある大きな黒い金物が制震金物(ガルコン)です。全部で50か所に設置し、地震の時に揺れを軽減する働きをしてくれます。
断熱工事も並行して進めます。ちなみに、現状は床下の断熱材が無し、壁は施工できるところだけ、天井は南側の下屋根だけ施工していないという状況でした。
色々思う事はありますが、断熱工事が進みましたら改めてブログに更新します。
YATAGAI