現在、改修工事を行っている 野木町K様邸のお風呂を解体しました。
ユニットバスの無い時代です。当たり前のようにタイルとモルタルを使ったお風呂。
ユニットバスに対して在来風呂と呼んでおりますが、この在来風呂の問題点を挙げると『寒い』というのが一番かと思います。
断熱材が無い状態でタイルやコンクリートなどの材料で造ると外気の寒さがそのまま伝わり、とても寒い空間になります。日本で脳梗塞死亡率が高い理由の1つですね。
もう1つ大きな問題があります。それは、木の下地に水が浸入し腐るという事。
今の時代は、防水に優れた方法も色々考えられるので心配いりませんが、今から20年以上前の在来風呂の過半数は防水性が低いといっても大げさではないと思います。
そして、K様宅のお風呂を解体してみると 『柱が無い!・土台が湿ってる』 想定通りです。
この後、しっかりと補強します。
お風呂が寒いという理由だけでなく、家の倒壊を防ぐ為にも築年数の経った在来風呂は、点検をお勧めします。