先週の土曜日4月15日に、1月16日から始まった野木町 K様邸改修工事が完了し お引渡し(ご挨拶)させていただきました。
当初より、工期が延びてしまいご迷惑をお掛けしてしまいました。申し訳ありません。
しかし、K様からは喜びのお言葉を頂きありがたい限りです。
ビフォーはこんな感じでした。
30年前の日本家屋ですね。良い仕事をされている家でしたが、残念ながら断熱を軽視して施工されていました。耐震性は当時の基準では打倒な範囲という感じです。
耐震性・断熱性を向上し、より一層 『我が家』に愛着をもって貰えるように意匠を考え設計しました。
玄関引き戸とポーチのタイル、照明器具も一新しました。
玄関に入ると右手の壁に照明と飾り棚を設けました。一部塗り方を櫛引ウェーブで仕上げております。左手は下駄箱を取り外し、壁も取り外しシューズクロークになりました。
上がって、左手が客間の入り口です。無垢の木でオリジナルで造りました。床材は、無垢の西南桜です。(客間が10cm高くなっていたのでバリアフリーに作り変えています)
客間は、元々は真壁の純和風でした。
広縁までを1つの空間にして障子の上に間接照明を配置。中心にはオリジナルの堀り座卓を造作しました。(堀り部分に蓋ができ、座卓も収納できます)
床の間横には、書院がありましたが建具だけを移設しました。
キッチンを入れ替え、壁は白い横長のタイルを貼りました。
キッチンの背面には、パントリーと造作カウンターを設け、その先に見えるのが廊下との間に設けた明かり窓です。
和室は、畳入れ替え・襖張替え・壁塗り替えを行いました。
2階の洗面もオリジナル造作で、鏡の裏側も収納として造りました。
K様とは、時間を掛けてじっくりと打ち合わせをさせていただきました。その過程や想いが良い仕上がりにさせてくれたと思います。
今後も、『我が家』に愛着をもって住み続けていただけたら幸いです。