6月10日、11日に完成現場見学会を開催予定している、Y様邸の工事は残り約1か月となりました。
外壁材は、モルタル下地漆喰左官仕上げです。日本の住宅では、モルタルの壁より サイディング貼りの家が多いかと思います。
モルタルが懸念される理由は、色々あります。
①コストが高い(たまに安い事も聞きますが、安くできる工事はどうやっているんでしょうね?)
②工期が長い(サイディングと比べると、倍以上日数が必要です。)
③職人が少ない(一昔前は、主流だったモルタル壁もサイディングに押され減ってしまいました。)
④意匠性(これは、好みですね。)
この中で、建築会社がサイディングを選ぶ一番の理由は②の工期が長い事かもしれませんね。
しかし、工期が短い事って施主様にとってどれほどのメリットなのでしょうか?
仮住まいをしていれば、1,2か月分の家賃節約とか
どうしても、学校が始まる前に引っ越ししたいとか
①のコストが高いもサイディングの方が安ければメリットですね。
しかし、このコストがメリットと考えている事が当てはまらないケースがあります。
今回、Y様邸で採用させていただく光触媒漆喰材は塗り替え等の将来メンテナンスが不要です。
外壁のメンテナンスは10年から15年で行う事が望ましく、サイディングであれ、塗装品であれ 紫外線による劣化を防ぐ事は困難であるためです。
このメンテンスは、家に住み続ける限り必要です。
光触媒漆喰材とサイディングとの差額は、10年後にやってくるメンテナンス費用より安く済みます。
単純な計算ですね。
このように安く建てた事が逆にお金がかかってしまうという事は建築には多くあります。
誰だって、安くて良いものを手に入れたい気持ちはあると思います。
しかし、安くて良いものを選ぶときには、長い目で見る事をお勧めします。