先日、雨漏りについてご相談を頂き、板金職人さんと一緒に原因を探しに伺いました。
この年代の家は、大なり小なり雨が壁や屋根の裏側に侵入していると考えた方が良い状態です。だからこそ、入った水が抜ける場所が必要なんですが、安易に応急処置としてコーキングで埋めてしまったりしているケースが多々あります。
今回の場合は増築の施工方法にかなり無理がありました。その中で可能性が高く問題がある部位は処置ができました。
残念ながら完璧に雨漏りを止めるためには、壁や屋根を広範囲で剥がさないと無理です。おそらく、100万円でも足りないでしょうね。
しかし、最初の増築の時に一手間かけていたら、高くなっても20万円くらいのアップだったのではと思います。
施工に関わった職人さんには、雨漏りを起こす危険性をわかっていた人もいるはずです。
もちろん責任は、統括した工務店ですけど。
こういう配慮というか道徳心というか・・・
ちょっとだけでも、自分の家ならって思って欲しいですね。
今回処置はしましたが、経過観察が必要です。継続的に状況を確認していきたいと考えております。