さいたま市緑区 N様・I様邸の新築工事がスタートしました。
先日の地盤調査により、地盤の強度が弱く木造2階建てを建築する場合は補強が必要という結果になりました。
地盤調査の事は以前のブログで書いております。興味のあるかたはこちらもご覧ください。
杭工事には、色々な種類があります。
柱状杭、鋼管杭、表層改良
近年は砕石の杭、シート工法、スクリューフリクションパイル工法なども
どれが良い悪いというよりも地盤に何が適しているかという事が大切だと思います。
地盤調査の専門業者に調査を依頼し、調査を基に適正な杭の方法を検証した上で改良杭の選定と施工業者の選定を行います。
至極当たり前の事ですが、そうでもない現実がありますね。
(そのことは別の機会にブログで書きます。)
今回採用した工法は、スクリューフリクションパイル工法にあたる ピュアパイル工法です。
この機会を使い、穴を開けながらコンクリートの杭を作ります。
ちょっと見えにくい写真ですが、中にコンクリートが詰まっています。
この杭の大きな特徴は、コンクリートと土を混ぜない事です。
おそらく、柱状改良杭が日本で一番施工されている工法だと思いますが、柱状改良杭はコンクリートと土を混ぜて固めます。
さいたま市緑区の地中には腐植土が出る事が多いと言われています。(この土地も実際の掘って腐植土を目視しています。)
腐植土がある場合は柱状改良杭の強度が出にくいというデータがあり、その事も考慮しピュアパイル工法を選びました。
家づくり舎ファミリーでは、何故その材料を使ったのか、何故その工法を使ったのかを、メリットデメリットを踏まえ説明するようにしています。
これも至極当たり前のはずです。