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耐震等級3住宅で吹抜けのある間取りはつくれる?

2020.05.09: 耐震等級3

耐震等級3住宅を設計する時、吹抜けのある間取りは出来ないという意見がありますが、本当に吹抜けのある間取りが出来ないのでしょうか?

 

結論から言えば、

耐震等級3住宅でも吹抜けが可能です。

 

 

 

間取りで比較

ほとんど同じ間取りですが、吹抜けの位置が違う2つの間取りがあります。

間取り-001

 

 

間取り-002

比べてみると、耐震等級3が取得できない間取りの方は階段と吹抜けがつながっています。

耐震等級3を取得する上で、構造計算により【床の剛性】を検討します。

【床の剛性】が低いと地震で家がゆがんで倒壊する危険があります。

 

 

想像してみましょう。

段ボールで想像してみてください。

段ボールは蓋を閉めてガムテープで止めるとゆがみにくくなります。

その箱の蓋を吹抜けと階段のある部分を切り抜いてみると、ゆがみやすくなりますね。

耐震等級3が取得できない間取りの方が、弱そうですよね?

 

穴の大きさは一緒でも、場所によって強度は変わります。

ですから、吹抜けがあると耐震等級3が取得できないという事はないのです。

 

 

他にもある耐震等級3が取れないと言われる間取り

ビルトインガレージは、吹抜けとは違いますが配置次第で可能です。

コの字型の間取りは、かなり厳しいですね。工夫次第ですが、不可能ではありません。

スキップフロアは、耐震等級3に満たず耐震等級2が弊社での実績です。

3階建ては、相当難しいです。間取りの自由度は無くてもよければ可能性があるという感じです。

 

吹抜けがダメ、ビルトインガレージがダメという事では無く、

間取りと構造のバランスを考えて作る事で耐震等級3を取得する事は可能になります。

 

 

構造を理解していれば、耐震等級3でも間取りは無限

「耐震等級3を取得したいけど希望の間取りが出来ない」

これは、家を購入する人が悩む事では無くて、建築士が悩む事です。

もちろん、家の耐震性を上げるという意味では、どんな間取りでも作れるという事ではありませんが、

たくさんの条件や要望をクリアする為に私たちは存在しています。

 

 

耐震等級などの構造を理解していない建築士

では、なぜ出来ないという話になってしまうのでしょうか?

それは、構造を理解して設計している建築士が少ないからです。

 

なぜ少ないのか?

意匠建築士は、デザインや間取りを磨きますが、構造は良く分からない。

逆に構造建築士は間取りが作れない。

特に住宅設計は生活に密接である為、広範囲の知識が必要です。

構造の事まで手が回らないというのが現状かもしれません。

 

家づくり舎ファミリーでは、自ら構造の形状を決めます。

そして、あえて外部の構造設計士に構造計算を依頼しています。

2重の構造チェックが出来ますし、

構造計算は構造建築士の方が断然早いので効率が良くなるというのが理由です。

 

◎全棟構造計算を行い 耐震等級3を取得します。

家づくり舎ファミリーでは、全棟構造計算をして耐震等級3が取得できる設計を行い、耐震等級3の性能証明書を取得する費用を踏まえた資金計画を提案しています。

それは、耐震等級3は日本に住む人にとって絶対的に必要だと考えるからです。

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家づくり舎ファミリーでは、ミニセミナーや家づくり相談会、お試しプランニングなども行っていますので、お気軽にお問い合わせください。

 

弊社は、木構造マイスター準1級の有資格者です。

認定証明証はこちら