埼玉県東松山市の新築工事現場にて、地盤調査を行いました。
東松山インターの近くに位置する少し高台な土地、そして元々は畑という土地、現場の状況・環境を考えると良質な地盤である印象があります。
しかし、実際には調査しないと本当のところはわかりません。
地盤調査の結果は?
水害・震災を受けにくい良好地盤でした。
以下が、調査結果の考察です。
当調査地は台地上位面に位置しており、主な土質構成は粘性土が主体となっており、概ね安定 した地盤性状でしょう。
台地の地形特性は低地よりも形成時期が古く、一般に高い位置にある ものほど形成時期は古い。
台地分類は高位、上位、中位、下位、低位面の5段階に分類されて います。低地に比べ、河床からの比高が大きいため、
水害を受けにくく、良好地盤のため震災 を受けにくい地形です。
旧版地形図上からは、同地形上に集落が確認できる事から、古来より 概ね安定した地形性状である事が伺えます。
この考察を出す為に行う作業は、スウェーデン式サウンディング試験だけではありません。
実際にハンドオーガボーリング調査により実際の土を確認したり、旧版地形図などの確認もしています。
以前ブログで書いた
スウェーデン式サウンディング試験だけの地盤調査は危険です。もご覧ください。
地盤を知る事の大切さ
家づくり舎ファミリーでは、性能をしっかりと担保する事が長い目で考えたときに一番のローコストになるという事をお伝えしています。
そして、その家が建つ地盤に関しても信頼性が高い調査が必要だと考え調査会社を選定しています。
地盤改良杭を施工した事により、不動沈下してしまうという事故も発生しています。
それは、スウェーデン式サウンディング試験で判断された土質と実際の土質が違う事が原因と考えられます。
なぜ、実際と違う事が起きるかと言えば、土質は憶測判定だからなのです。
土質は掘らないと、わからない!
でも、お金と手間がかかるから掘らないんです。
その差額は5万円
この差額・・・ 私は安いと思います。