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軒裏に使われている化粧べニヤが剥がれる理由は仕方がない事ではありません。

2020.08.30: 栃木県野木町K邸改修工事

今から3年前に、内部の改修工事を行った野木町K様から外装修繕の依頼をいただきました。

まずは、足場を掛けます。

これから一か月半かけて外装を点検しながら修繕していきます。

IMG_9471

3年前は、総予算の問題と状況的に急務ではなかったので

「数年後にしましょう」というお話しでした。

 

確認も兼ねて打ち合わせに行くと、軒裏の化粧ベニヤ黒く変色。

このまま進むと、一年も経たずに化粧べニアが剥がれはじめてしまうかもしれない状況でしたので、丁度良いタイミングでしたね。

 

 

ところで軒裏に使われている化粧べニアですが、

DSC_0554

 

こんな感じに剥がれている家を見た事ありませんか?(これはK様邸の写真ではありません。)

原因は、雨漏りであったり結露であったりするのですが・・・

 

そもそも、この材料は外部用では無いです。

水に弱いべニアを外部で使ったら、剥離してしまうのは当たり前。

これは、経年劣化で仕方ない事では無く、建築会社の選定ミスなのです。

せめて、塗装などで補修できれば良いのですが、剥がして作り直さなければなりませんので修繕費もそこそこかかってしまうんですよね~

 

ただ、ここまでなるのに30年以上かかるので責任追及は難しでしょう。

 

ちなみに、K様邸の化粧べニアは剥離まではしてませんでした。

換気ガラリが付いていた事と、瓦屋さんの技術力が高かった事が理由だと思われます。

 

同じ素材でも、作り方で耐久性は変わりますので、

改修工事でも新築工事でも施工の質はとっても重要ですね!