解体作業も順調に進み、構造躯体が見えてきました。
先日、見たときにも細い梁だなぁ~って思いましたが、
実際に測ってみると
驚愕!
なんと、2間スパン(3640mm)の梁が150mmしか無い
通常、軽い屋根でも210mm、できれば240mm欲しいところなんです。
せめて180mmでしょう!って独り言言いながら、補強工事を検討。
確かに、見た目は30年間耐えています。
でも、よく見ると、少し荷重で下がっている。
限界ですね。
梁の架け方、柱の位置、耐力壁の形状とツッコミ満載の建物です。
そして、最も驚いたのが、垂木(屋根の骨)が、30mm×40mmの野縁を使っているではありませんか!
最低でも、45mm×45mmと言いたいところですが、形状的には最低45mm×54mmがギリギリのラインです。
でも、このタイミングで大規模改修工事をする事になったこの建物は、この先50年以上は耐えられるように変身します。
さーて、大工さん達と相談しようっと。