造作家具を造る事は、比較的多いかと思います。
TV台や洗面化粧台、本棚やカウンター等々
その家族の思い描く『家』に合った家具を提案していますので、造作家具も設計から入ります。
もちろん、過去に造った物を参考にする事はありますが、
毎現場で最善を模索する為、全く同じ家具を造った事はありません。
今週末に見学会を開催する、松伏町F様邸ではたくさんの造作家具をご依頼いただきました。
TV台・洗面化粧台・家事机・ファミリー机・収納ロッカー・洗濯スペース用収納棚
造作家具を設計する上で、大切な事は使い勝手です。
意匠性を優先して使いにくい家具を造ってしまっては、何の意味もありません。
しかし、意匠性を無視しても駄目なんですね。
『家』に合っている事も重要です。
家具が置かれたようにならず、建物と一体化している事。
そんな想いで設計します。
また、もう一つ重要な事があります。
お施主様の意向だけで造らない事です。
お施主様が希望する形状や意匠が、『家』に合っていなかったり使いにくい場合は、
その事をしっかりとお伝えしています。
内容を理解した上でも、行いたい意匠であればお請けする事もあります。
かなり説得しますが、それに負けない想いがあればに限りますけどね。
プロとしての責任は、【イエスマンにならない事】なんです。
これは、家具に限らず『家』にも言えますね。