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リビング天井に照明器具がない照明計画

2024.09.27: 松戸市二十世紀ヶ丘 S様邸新築工事

特に勾配天井で羽目板の場合には、ダウンライトが雰囲気を台無しにしてしまうケースもあります。

なので、

松戸市S様邸のように間接照明で天井を優しく照らし、陰影が出る設計を提案する事が多いですかね〜

必要な箇所でダウンライトが好ましい事もありますから、全否定でもなく、その設計次第ですね。

日本では

「明るいナショナル 明るいナショナル みんな家中なんでもナショナル〜」という 

古〜いテレビコマーシャルがキッカケは知りませんが、蛍光灯の普及に伴い、隅々まで明るい空間が常識的になってしまいました。

そして現在はLED照明が常識となりました。

我が家を建てた12年前は、家一軒の照明をLEDにすると100万円オーバーでしたが、今は半分から1/3くらいまで、値段が下がりましたから、

目覚まし普及率と各社の企業努力の賜物でしょう。

しかし

電球と違って、蛍光灯やLEDは影が分散されて薄くなりますので、陰影が少ないんです。

読書・作業・勉強には最適・・・なんです・・が、

リラックスしたい空間には不向きですし、

隅々まで明るい事で、目に映る情報が増えてしまい眼精疲労にもつながってしまうこともあります。

もちろん 年齢とともに視力が下がり電球色(オレンジ色)は見えにくいという 近年は私自身も実感している事への考慮も大切です。

一つの解決策として調光・調色が可能な器具を選定したりもしますが、

スタンドを置くという方法も良いですよね〜

低めの光源も素敵になりますから、お勧めです。

日々の仕事や暮らしに忙しい日本人には、ぜひリラックスできるリビングをお勧めします。