家づくり舎ファミリーでは、パッシブハウス基準の家を推奨しています。その後押しとなった経験をお話します。
日本最北端のパッシブハウスとして有名な菊池組さんの菊池社長ご自宅を約1年前に体感させていただきました。
去る令和5年12月1日 天気は雪がちらつく曇天。
この無垢杉板張りの素敵な外観の家が菊池社長邸です。
他のパッシブハウスも見学させていただいてますが、皆さん性能だけではなく意匠性にもこだわっているんですよね。
菊池社長宅は、弊社も加盟している新住協の研修ツアーでも企画されているくらい性能・意匠ともに素晴らしい パッシブハウスの家 です。
さっそく
玄関ドアを開けると、中から温かく空気が!
12月1日のこんな天候だというのに、菊池社長宅は【無暖房】なんです。
冬に入ってまだ1回も使っていない薪ストーブ。
年間で使う薪の量は、ダイニングテーブルに平積み程度で、1日2時間程度の使用頻度との事。
そして、実際の温度は!
玄関 温度22.5℃ 絶対湿度 9.79g/㎥
廊下 温度22.7℃ 絶対湿度11.11g/㎥
LDK 温度22.5℃ 絶対湿度 9.79g/㎥
LDK床 温度21.8℃ 絶対湿度 9.78g/㎥
脱衣室 温度22.9℃ 絶対湿度10.83g/㎥
設備室 温度23.8℃ 絶対湿度10.33g/㎥
2階ホール 温度22.0℃ 絶対湿度 9.70g/㎥
洋室A 温度21.6℃ 絶対湿度 9.67g/㎥
洋室B 温度21.4℃ 絶対湿度 9.56g/㎥
洋室C 温度22.0℃ 絶対湿度 9.70g/㎥
外気温0.3℃の雪が積もる状況で無暖房の家が室温21.4℃~23.8℃ 相対湿度47.5%~55.5%
この体感と菊池社長のお話で、私は確信しました。
エネルギー源がない日本において、パッシブハウスに50年以上住み続ける人が増えれば、日本はもっと良くなる。
●エネルギー(電気)の消費が50年間抑えられるので、断熱等級4の家よりもローコストになる
●エネルギー(電気)の消費が減る事で、日本のお金が海外に回らず日本経済の助けとなる
●建築費が高くなるが、地元の職人・業者にお金が回り地域が豊かになる(その高くなるお金は、減る電気代でおつりがでます)
●家中の温度差が小さく室温20℃以上を保つ事で、健康に過ごす事ができ医療費が減り日本の国益となる
●耐久性も高い家は世代交代して住む事ができ資産価値が50年後も高い・・・はず(不動産業界の見識も必要)
パッシブハウス基準の家が日本のスタンダードになれば、日本は豊かになる!
これが、勧める理由です。