扉をオリジナル造作にする1番の理由は、意匠性でも機能性でもありません。
40年後も50年後も大掛かりにならずに修繕工事が出来るようにする為です。
扉の金具は一生ものではなく、必ず壊れます。
でも、日本の既製品ドアは20年足らずで、金物の仕様が変わってしまいますから、壊れた時に部品交換が出来ず、壁を壊して交換しなければならない状況になってしまいます。
物を大切にする事が美徳としてきた国民性だったはずなのに・・・
長命な家を造るのであればあるほど、メンテナンスが可能な限り簡単でなければならないですね。
その後というか同時に意匠性・機能性を追求してオリジナル造作扉が完成しました。
ちなみに、可能な限り枠と金具が目立たない事を追求しました。