STORY
シンボルはこだわりの造作キッチン。好きを詰め込んだ2階リビングの家
利便性の高い駅近の立地条件にこだわり、2019年に土地を購入したNさんご夫妻は、翌年から家づくりのパートナー探しを開始。前の住まいが寒かったので、住宅性能はかなり勉強したというご夫妻。高断熱・高気密に加え、さらには耐震性の面にも関心があり、情報収集を重ねた末に出会ったのが「家づくり舎ファミリー」でした。ご夫妻の希望で標準では50㎜の付加断熱を70㎜に変更した新居は、UA値0.25の高い断熱性能。各階に設置された6畳用エアコン2台で冷暖房が賄え、快適そのものだといいます。
高層の建物が立つ可能性がある土地のため、家づくり舎ファミリーでは2階リビングのプランを提案。LDKは仕切りがなくオープンにつながり、屋根なりの勾配天井は約3.5mの高さで、面積以上の広がりに満ちた開放的な空間となっています。
そんな2階の中心となるのは、イギリス風の造作キッチンです。奥さんの友人のイギリス人の家具職人がつくったもので、奥さんの好みを反映したデザインはもちろん、コンセントやゴミ箱の収納場所など、使い勝手を考慮した造作ならではの設えがたくさん施されています。家づくり舎ファミリーでは、このキッチンのテイストをベースに、住まい全体の色使いや素材の仕上げ方にこだわりました。「要望が具体的でしっかりしていたので、寸法などもよりシビアに考えながら、美しく見せるための打ち合わせを職人たちと綿密に行いました。窓の大きさと種類も厳選し、シンプルで統一感のある空間づくりを意識しています」と、谷田貝さんは話します。
Nさん宅のもうひとつのポイントは「階段」です。医療従事者の奥さんは職業柄、家で転んで運ばれてくる患者さんを目の当たりにすることが多く、新居の階段は、幅1m・蹴上げ15㎝・踏板27㎝の仕様にし、安全性にとことんこだわっています。通常階段スペースは畳2.5枚分程度の面積が多いですが、Nさん宅は6枚分という広さです。そのおかげで上り下りのストレスがなく、まるで廊下のような感覚で階段が使えます。
細部にまでこだわり、好みをカタチにした新居で、奥さんは寝室のカーテンレールや子ども部屋の収納棚などをDIY。「好きな家をどんどん自分好みにアップデートしていくのがとても楽しいです」と、弾ける笑顔で充実の日々を語ってくれました。